barca-micos’s blog

脳震盪系社畜 愛猫と2人暮らし

ガール ミーツ ボーイ

母と父の馴れ初めって普通に興味があるものなのでしょうか。

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もちろんそれが無ければ、自分は存在しないのだから無関係ですってわけにはいかないけれど、父や母から男性女性を感じ取るのって、やはり抵抗感があります。

 

母は父と出会って数日後にはこの人と結婚すると直感したそうです。

父は一見して、多くの人間が認めるところのイケメンでした。身長はそれほど高くはありませんがスマートで、やや日本人離れしたすっきりとした顔つきでした。何より圧倒的な見た目の清潔感を備えていたことが大きかったと思います。僕は幼少期から、父の顔面を持ってすれば多くの女性から愛されるはずだから、父のような顔になりたかったと、下衆ながら考えていました。

 

母も学生時代、同世代やや年下の男から求婚されたことがあることを、少し自慢げに話していたことがあります。「あの時結婚しておけば良かったのかも」とつぶやく母に、自らの生誕の危機を想像していた僕は何も答えられませんでした。

 

一方で、おそらくその何倍も経験を積み重ねてきたであろう父からはその手の色恋話は一切聞いたことがありません。

 

父も母も自称画家でマドリードやパリをふらふらしていた日本人だったわけですから、運命的な出会いだったのかも知れませんが、若気の至りとも言えなくはありません。

いずれにしても、彼らが出会ってくれたからこそ、今の僕が存在するのです。

 

人の出会いは偶然に偶然を重なってのことが多いですが、考えてみると、この世の人間のほぼ全ては偶然の連続によって生まれてきているのかと思うと不思議な気分です。

 

今日はこのへんで。