barca-micos’s blog

脳震盪系社畜 愛猫と2人暮らし

生い立ち

ルーツは人格形成上、とても大切な要素です。

誰から生まれて、どのように育ったか。

 

マドリードに生まれ、幼少期を「周りとは違う自分」として育ったのは、僕の性格を形作った大きな要素の1つでしょう。

 

周辺は地元の有力者が暮らすいわゆる高級住宅街で、とても落ち着いた郊外の街並みでした。

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ちょうどこんな感じでしょうか。

 

そんな中、育ちのいい御子息が通う私立幼稚園に1人東洋人代表として、なぜか僕は無償で通うことができていました。

父と母は名も無き洋画家でした。もちろんお金持ちであるどころか、酒場の上階にあるアバルトメントでの極貧生活に近い暮らしぶりでした。

僕は当地では待遇の良かった“芸術家の御子息”として、運転手が送り迎えするような貴族階級のおぼっちゃまお嬢ちゃま達が通う幼稚園に通わされていたのです。

 

幼稚園では、利発だけど人見知りの激しい、何を考えているのかわかりにくい神秘の東洋人の子。と見られていたような気がします。

僕の家族は、目立った日本人コミュニティもない中で異邦人として慎ましく暮らしていました。

 

幼少期の僕は、このような環境の中、圧倒的な孤独感と、少々の劣等感とで、どちらかというと内向的な性格に形つくられたのかもしれません。

 

今日はこのへんで。